教育長時代の実績紹介
教育長時代の主な取組実績
2018年 尼崎市教育長就任
2018年4月に38歳で尼崎市教育長に就任しました。
「教育から尼崎市を元気にする!」という思いで、教育・文化・スポーツ分野の責任者として3年間全力を尽くしました。
1. 学校教育分野での取組実績
- 帯学習・放課後学習をはじめとする「基礎学力の底上げに向けた方針」の策定や各校への指導体制の確立
- 10人1台のPC環境から1人1台PC環境への充実
- 計算科の見直し
- ALTの充実
- 高等学校における企業と連携した探求学習の導入、市尼体育科カリキュラム改革
- 不登校児童生徒の居場所である「ほっとすてっぷ」の創設、「不登校ガイドライン」の策定等
- スクールソーシャルワーカーの増員によるいわゆるしんどい家庭への支援充実
- いじめアンケートの実施内容・実施時期の全校統一化など、いじめ防止指導体制の充実、いじめ相談アプリ「STOPit」及び情報モラル教育の導入
- 体罰アンケートの実施や通報窓口の設置
- インクルーシブ教育システム構築に向けた基本方針の策定
- 学校の留守番電話の導入、給食の公会計化、学校行事の精選、スクールサポートスタッフの小中学校への配置など、教職員の働き方改革の推進
- 非常変災時の休校基準の策定
- 熱中症予防指針の策定
- コミュニティ・スクールの一部導入
- 夜間中学校の広域受け入れの条件整備
- 学校のトイレの洋式化・ドライ化の推進
- 中学校給食開始に向けた候補地の決定・業者決定・建設スタート
- これら取組をまとめた「尼崎市教育振興基本計画」の策定 など
不登校のこどもを持つ保護者との対話集会
子どもが多様化している中で、学校教育の多様化も不可欠!という思いで、市内3か所当時)に、不登校の居場所を新たに作る取組も進めました。また、不登校の子どもを持った経験のある保護者の方々と、どういった不登校支援が可能か議論をする機会を作りました。
学力向上の取り組み
学力向上にも取り組みました。どこの学校に行ってもしっかりと学力を「保証する」という思いを持って、学習時間を確実に確保するための取組も進めました。こういった取組を教育系の雑誌が紹介してくれることもありました。
中学校給食の実現
積年の課題だった中学校給食の実現に向けて、中学校給食センターの建設にも尽力しました。
2022年1月からは、給食が開始されました。
学校のICT環境整備
学校のICT環境整備にも積極的に取り組みました。
在任期間中に児童生徒用PC約10人に1台から、1人1台環境にまで改善することができました。(写真は、ICT環境整備の取組を大阪で開催されたイベントでプレゼンしている風景)
コミュニティスクール普及に尽力
地域に開かれた学校となるための「コミュニティスクール」の普及にも尽力しました。
今、尼崎市では、徐々にコミュニティスクールが広がっています。
民間事業者との積極的な連携
民間事業者との積極的な連携も進めました。今や、役所だけで解決できる時代ではありません。民間事業者との連携が有効な取組は、どんどん進めていきたいと思います。
(写真は、家庭の通信環境負担軽減に向けた、株式会社ベイ・コミュニケーションズとの連携協定の様子)
積極的な情報発信
教育委員会の取組を知ってもらうべく、積極的な情報発信にも努めました。
時には、市民や保護者の皆様に対して、教育委員会の取組を説明する機会も持たせていただきました。
保護者の皆様との交流
時には、学校の運動会に、保護者の皆様と参加させていただきました。
2. 社会教育・文化・スポーツ分野での取組実績
- 公民館の生涯学習プラザへの移管
- 1986年の市政70周年に構想が打ち出されて以降の念願の尼崎市歴史博物館の開館
- スポーツ推進計画の改訂
- 尼崎市立図書館の基本的運営方針の策定 など
歴史文化の振興
歴史文化の振興も教育長時代の大切な仕事です。
約30年来の悲願だった尼崎市歴史博物館の開館も実現しました。
芸術活動の振興
芸術活動の振興にも努めました。
(写真は「育み・育ち・つなぐ~音楽のまち尼崎コンサート」での挨拶風景)
アルカイックホールは、尼崎市の芸術文化の拠点です。芸術活動の振興もしっかりと進めてまいります。
スポーツの振興
スポーツの振興も大事な仕事でした。各種スポーツ団体と協力した「する」スポーツの充実に加え、「見て楽しむ」ことができるスポーツの実現に向けて大会を誘致するなどの取組も進めました。
(写真は誘致大会での挨拶風景)
3. 危機管理対応
- いじめ重大事態や体罰事案等への対応
- 平成30年大阪北部地震、台風21号等の非常変災時の対応
- 新型コロナウイルス対策 など
新型コロナウイルス対策危機管理への取組
学校における新型コロナウイルス対策をはじめとする危機管理にも取り組みました。子どもの命と安全を守ること、これは教育長時代の最も大事な仕事でした。
(写真は、臨時休業期間中における高校生との意見交換の風景)
避難所の運営
災害時には、学校は、避難所の役割を果たします。
「避難部長」として、避難所を円滑な運営に向けた準備も進めました。